当組合員企業は、JIS規格(日本工業規格)に定められた鋼材を使用して、建築物の骨となる柱・梁を製作しています。鉄骨構造は大きく三種類に分けられ、木造軸組み工法と同様に柱、梁、筋交いを利用したブレス構造、柱と梁を完全に固定（剛接合）して筋交いを不要としたラーメン構造、小さな三角形を多数組み合わせたトラス構造があります。
　そして、鉄骨構造の長所としては、木材に比べ強度が高く、鉄筋コンクリートに比べ単位重量が軽い事から長い梁に利用でき、柱のスパンが広く柱の本数も少なくてすみます。重量鉄骨ラーメン構造では、鉄骨は、工場生産され現地では、組立作業のみとなり、建物の品質が作業員の熟練度に左右される事がありません。トラス構造の場合、構造的な安定度が極めて高く、ドーム・体育館の屋根や鉄橋など他の構造物では不可能な長大スパンを実現できます。
　材質が均一であり、工期が短いのも長所の一つです。そして変形能力が大きい為、大地震における骨組みのエネルギー吸収能力が、大きいのも大きな特長であり超高層ビルに鉄骨造が採用される由縁でもあります。
　上記に述べましたように、鉄骨造は耐震性に優れ皆様の生命、財産を守る建築物として更には、自由度の高い設計が可能であることからお客様のニーズにお応えする建築物として、より多くの皆様にこの鉄骨造建築物の良さを再認識していただけることを祈念いたします。
　尚、鉄骨造建築物に関するお問い合わせなどにつきましては、当ホームページの組合員企業名簿にて、お客様のお近くの鉄骨製作工場にお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。