三重県鐵構工業協同組合
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 建築物は“人の棲む器(うつわ)”であるといいます。どの時代においても、建築物はそのときどきの文化や流行、雰囲気を敏感に取り入れながら、個人的、社会的な人間生活を包んできました。そして、戦争や地震、火災といったさまざまな困難を乗り越え、より安全で安心できる建物をめざして日々進化してきたのです。
 そうした建築物の歴史の中で、私たちは鉄が人々の命や財産を守り、豊かな住環境を生み出す一翼を担っていることに、大きな誇りと自負をもって業務に取り組んできました。
 とくに近年では地震災害への関心の高まりとともに、鉄骨建築の耐久性が評価されつつあります。阪神淡路大震災、新潟中越地震などで多くの建物が跡形もなく倒壊した様子をご記憶の方も多いでしょう。しかし、耐震建築物や耐震住宅などの鋼構造物建築にいたっては崩壊を免れた例が多く、地震大国・日本における鉄骨建築の優位性があらためて立証されました。一方で、一部の不良施工による被害が報告されたことも事実であり、関係者としましてはたいへん残念でなりません。
 しかし、適切な工法さえ守られば、鉄骨は非常に優れた耐久性を発揮します。コンクリートや木、プラスチックと違い、素材自体が劣化することはありません。腐食さえ防げば、半永久的に使用できるのです。そして、サビ、腐食を防ぐ技術も現在は飛躍的に向上し、高度化しています。
 人の命と財産を守る建物に対し、第一に求められる条件とは、やはり“もしものときでもここにいれば安心”という揺るぎない安全性ではないでしょうか。優れた強靭さを持ちあらゆる衝撃に強く、それでいてしなやかな構造と、劣化しにくい特徴を備えた鉄鋼材は、住まう人の安心・安全を守ることのできる素材として限りない可能性を秘めています。
私たちは人々に最高品質の鉄骨を安定的にご提供することをモットーに、より一層の技術の研鑚に努め、“信頼と安心”を提供してまいりたいと思います。住環境における“安全・安心”が人々の笑顔に通じることを心の糧として……。
 
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